2003年12月公演 7ストーリーズ
シアター21公演
作 モーリス・パニッチ 翻訳 吉原豊司 演出 宮田慶子
飛ぶか!飛ばないか?
トンでもない話!?
とある夕暮れ、高層アパートの七階。
一人の男が窓の外、
張り出しの上に佇んでいる。
夜は更け、
やがて男は虚空に身を翻すのだが…。
カナダの気鋭作家の大ヒットコメディ、
満を持して上演です。
公演日程・劇場
東京公演
2003年12月12日[金]~20日[土] 紀伊國屋サザンシアター
大阪公演
2003年12月24日[水],25日[木] 近鉄小劇場
あらすじ
とある夕暮れ、アパートの七階。
一人の男(相島一之)が窓の外、外壁から僅かに張り出した突起の上に佇んでいる。今、まさに飛び降りようとしているところらしい。
そのとき並んだ窓のひとつが開いて、中で争っている男女の姿が浮かびあがる。痴話喧嘩の最中なのだ。勢い余って男は女の首を締める。外の男は見るに見かねて、ついつい仲裁に入ってしまう。だが激昂した男はピストルを持ち出し発砲。やがて外の男も巻き込まれて、てんやわんやの大騒動となってしまう。
今度は両隣の窓が開き、それぞれの住人が顔を出し、事の顛末を外の男に詰問する。そのうち別の住人とその友人たちやパーティ会場の客たちも巻き込んで、12人の人間が入れ替わり、立ち代り現れては外の男に話しかけるので、彼は飛び降りる機会を逸してしまう。
そうこうするうちに夜は更けてゆき、外の男は焦り始める。やがて意を決した彼は虚空に向かって身を翻すのだが…。
12人の住人たちを四人が三役ずつ演じる設定で書かれた戯曲を、今回の公演では六人が二役ずつ演じます。深浦加奈子、加藤貴子、福本伸一、高川裕也、椿真由美、鈴木浩介という新劇団から小劇場までの、一癖も二癖もある演技陣が入り乱れての大乱戦。息をもつかせぬ展開にあなたはついて行けるのか?迎え撃つ男、相島一之の運命やいかに?
カナダの気鋭作家の最新大ヒットコメディ、満を持して上演です。
キャスト
相島一之
深浦加奈子
加藤貴子
福本伸一
高川裕也
椿 真由美
鈴木浩介