2003年11月公演 月影十番勝負第十番SASORIX~約束~
作:千葉雅子
演出:池田成志
公演日程・劇場
東京公演
2006年3月15日[水]~26日[日] スペース・ゼロ
大阪公演
2006年3月10日[金]~12日[日] 松下IMPホール
はじめに
月影十番勝負は劇団☆新感線の看板女優高田聖子が、歌あり踊りありのエンターテイメント満載の劇団公演とは違い、劇団ではできない新しい試みに挑戦しようと’95年から始めたユニットで、毎回才能豊な作家、演出家、役者とタッグを組んで、年に1回のペースで公演を行ってきました。
ときには純真無垢な少女から女への成長を、時にはしたたかな悪女を、そして恋する悲しい女など、いつもどこか少し変な、しかし観客の共感を誘うリアルな女性を演じ続けてきました。
そして2006年3月、いよいよ今回が第十番。
まさに、最終戦を迎えた「月影十番勝負」。
「約束」は’70年初めに映画化された透明なまでに美しく切ない愛の結末を描いて話題となった作品です。
日本海を北上する列車の中で偶然出会った男と女。
仮出所中の女と逃亡中の男の悲劇的な運命を描いたこの「約束」を軸に、極限の閉ざされた世界である刑務所に放り込まれた女たちの情念、悲哀をロードムービー風に描いていきます。
脚本は、「猫のホテル」の主宰で脚本、演出また俳優としていま脂ののりきっている千葉雅子が書きおろし、また演出には、緻密かつダイナミックな演出で評価の高い俳優の池田成志を迎えます。
そして出演には高田聖子をはじめ、木野 花、千葉雅子、伊勢志摩、池谷のぶえ、加藤 啓ら、現在の演劇界でトップを走り続ける天才、鬼才たちが結集し、極限の閉ざされた刑務所という世界に生きる女たちを演じます。
月影十番勝負第十番「約束」。
ラストを飾るにふさわしく、魅力の布陣でおおくりいたします。
どうぞ、ご期待ください。
あらすじ
奈美子は凶悪事件を起こしていた。
しかし、勾留後の言動に不審な点が多々あるため、精神鑑定をうけるべく北の地の施設へ護送されることになる。
刑務所内で様々な想いを抱えて生きる女たち。
それぞれの女たちの心が赤裸々に暴かれてゆく先に 待っていた予想だにしない展開とは・・・。
女たちと奈美子の意外な接点から
紡ぎだされる
壮絶な女たちの生きざま。
キャスト
高田聖子
千葉雅子
伊勢志摩
池谷のぶえ
池田成志
加藤啓
木野花
STAFF
- 作
- 千葉雅子
- 演出
- 池田成志
- 美術
- 福沢諭志+至福団
- 照明
- 宮野和夫
- 音響
- 内藤勝博
- 衣裳
- 伊藤早苗
- 舞台監督
- 宇野圭一+至福団
- 宣伝美術
- 永瀬裕一
- 制作助手
- 川辺美代
- 制作
- 花本理恵
- プロデュース
- 岩間多佳子
- 製作
- R・U・P
月影十番勝負 これまでの軌跡
1995年7月 | 第壱番「ねぇ!キスしてよ」 作:中島かずき 演出:堤 泰之 於:新宿シアタートップス、扇町ミュージアムスクエア 出演:高田聖子、広岡由里子、犬山犬子 他 |
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1996年6月 | 第弐番「月の輝く夜に」 作:中島かずき 演出・出演:入江雅人 於:新宿シアタートップス、扇町ミュージアムスクエア 出演:高田聖子、長野里美 他 |
1997年5月 | 第参番「河童」 作:中島かずき 演出:ラサール石井 於:新宿シアタートップス、扇町ミュージアムスクエア 出演:高田聖子、三宅弘城、川原和久 他 |
1998年7月 | 第四番「唇からナイフ」 作:中島かずき 演出:鈴木裕美 於:紀伊国屋ホール、近鉄小劇場 出演:高田聖子、大倉孝二、加納幸和 他 |
1999年5月 | 第五番「僕の美しい人だから」 作:中島かずき 演出:木野 花 於:青山円形劇場、近鉄アート館 出演:高田聖子、池田成志、田中哲司 |
2001年9月 | 第六番「世にも素敵なネバーエンディングストーリー」 作:演出・出演:河原雅彦 於:青山円形劇場、近鉄小劇場 出演:高田聖子、木野 花、竹田団吾、岸潤一郎 |
2002年9月 | 第七番「愛の嵐」 作:河原雅彦 演出・出演:池田成志 於:青山円形劇場、MIDシアター 出演:高田聖子、佐藤アツヒロ、前田昌代 |
2003年11月 | 第八番「ダブルアルバム」 作:永井愛 演出:木野花 於:青山円形劇場、MIDシアター 出演:高田聖子、内田春菊、大森博史 |
2005年4月 | 第九番「猫と庄造と二人のおんな」 作:谷崎潤一郎 脚本:内田春菊 演出:木野花 於:青山円形劇場 出演:高田聖子、土屋久美子、中谷さとみ、利重剛 |