「熱海殺人事件」とは
1973年に文学座に書き下ろされ発表された「熱海殺人事件」は、つかこうへいの代表作であり、最年少で岸田戯曲賞を受賞し、紀伊國屋ホールを拠点に、つかこうへい事務所の春の名物として、何度も再演を重ね、東京の春の風物詩とも呼ばれる程になった。
東京に出て来たら、紀伊國屋でつかこうへいの熱海を見る!!
当時の学生達のあこがれの演劇だった。
つかこうへい事務所解散後も、1986年に映画化、1989年の演劇活動再開時も、紀伊國屋ホールでの「熱海殺人事件」だけは、本人の手で上演され続けてきた作品である。
タイトルを「売春捜査官」「モンテカルロイリュージョン」などと、変化しながら「熱海殺人事件」は紀伊國屋ホールで上演され続けた。
主演も、三浦洋一、風間杜夫をはじめ、阿部 寛、池田成志、山崎銀之丞、馬場 徹 など名だたる俳優陣が、歴史を作って来た。
2010年、つかこうへいは永遠の眠りについた。
演劇界の巨匠が宇宙へと旅立った。
しかし、紀伊國屋の「熱海殺人事件」は終わらない。
この作品だけは、つかこうへいの遺志として、これからもキャスト・スタッフも変貌を遂げながら上演し続ける予定である。
「熱海殺人事件」は生き続ける。

木村伝兵衛部長刑事荒井敦史
木村伝兵衛役の荒井敦史です。紀伊國屋ホールに立てる事嬉しく思います。新たな気持ちで熱海殺人事件と向き合っていきたいと思います。この座組で精一杯闘います。是非劇場へお越しください。お待ちしております。